写真、パスワード、契約書類など、大切なデータを安全に保管・共有したい──そんなときに便利なのが「クラウドストレージ」です。
この記事では、クラウドストレージの基本から、親と一緒にできる終活での活用法まで、わかりやすくご紹介します。
──このように、「クラウドストレージってなに?難しそう…」と感じる方も多いですが、使い方は意外とカンタン!デジタル終活においても、とても心強いツールです。
クラウドって何?ストレージって?
まずは言葉の意味から、簡単に整理しておきましょう。
- クラウド: インターネット上の“データの保管場所”のこと。スマホやパソコンの中ではなく、ネット上に保存する仕組みです。
- ストレージ: データやファイルを保存する「場所」や「容量」のこと。
- クラウドストレージ: GoogleドライブやDropboxのように、インターネット上にファイルを保管できるサービスを指します。
クラウドストレージを使うと、スマホが壊れてもデータが消えず、家族と安全に情報を共有できるメリットがあります。
クラウドストレージを使うメリット
クラウドストレージをうまく活用することで、日々の生活や終活にどんな良い変化があるのか、具体的なメリットを確認してみましょう。
特に高齢の親世代にとっては、「保存・共有・安全性」が大きな助けになります。
- 万が一のスマホ・パソコン故障でもデータが残る
- 家族と簡単にファイルを共有できる(写真・パスワード表など)
- どこからでもアクセスできる(旅行中・入院中でもOK)
- 紙の整理よりずっと省スペース
終活におすすめのクラウドストレージ3選
はじめてクラウドストレージを使うという方でも安心して取り組める、代表的な3つのサービスを紹介します。
どれもスマホ対応・無料プランあり・日本語で使えるため、親世代の方にもやさしい仕様です。
- Googleドライブ: Gmailユーザーなら自動的に15GB無料。スマホでも簡単操作。
- Dropbox: ファイル共有に強く、フォルダ単位で家族に渡せる。直感的な操作性。
- OneDrive(マイクロソフト): Windowsパソコンに標準搭載されていて、Officeとも相性◎。
親と一緒に始めるクラウド活用ステップ
「クラウドって難しそう…」と感じる方も多いですが、実際にはとてもシンプルな手順です。ここでは、親子で一緒に取り組むことを前提に、やさしい3ステップでご案内します。
- スマホにアプリをインストール
GoogleドライブやDropboxなど、使いたいサービスをまずは入れましょう。 - 写真やパスワード一覧など、終活に必要なデータをアップロード
「デジタル棚卸し」で残したいファイルから整理するのがおすすめです。 - 「このフォルダは○○と共有する」と決めてリンクを作る
家族にLINEやメールで送って共有します。
注意点と安心して使うためのコツ
大切なデータを預けるクラウドだからこそ、安全に使うためのちょっとした工夫が必要です。
トラブルを防ぎ、親世代でも安心して活用できるよう、気をつけたいポイントをまとめました。
- パスワードをしっかり管理する(前回記事も参考に)
- 誰とどのファイルを共有しているかを記録しておく
- 大事なデータは定期的にバックアップ(外付けHDDなど)
まとめ:クラウドはデジタル終活の強い味方
「クラウドストレージ」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実際には「安全な収納棚」のようなもの。
親と一緒に、思い出の写真や大事な情報をまとめておくことで、もしものときにも慌てずに対応できます。
次回は、「写真や動画のデジタル整理術」を予定しています。お楽しみに!