わかりやすく安全なパスワード管理方法|親と一緒にできるデジタル終活の基本

ネットサービスやスマホアプリを使うには、必ず必要になる「パスワード」。でも、使い回しやメモ書きのみで管理していませんか?

本記事では、親と一緒に取り組める「安全でわかりやすいパスワード管理の方法」を紹介します。

 

 
お母さん、Amazonのパスワードわかる?
 
ええとね、たしか“abc19550808”…だったかな?
 
それ、Netflixと同じ気がするんだけど…しかも生年月日が入ってる…
 
覚えきれないから、全部同じにしてるのよ〜。メモもどこにやったか…
 
コメントそれ、危ないよ!今日は一緒に“忘れないけど安全”なパスワードの整理方法、やってみよう!

なぜパスワードの見直しが必要なの?

パスワードを見直さないと下記のようなリスクがあります。

  • 同じパスワードを使い回すと不正アクセスされやすくなる
  • 紙のメモやスマホメモに書き家族と共有していないため、万が一の時に家族が手続きできない(解約・引き継ぎなど)

親世代にありがちなパスワードの問題

実際に多くのご家庭で見られる、親世代のパスワード管理の問題点はこちらです。

  • 「1234」「生年月日」「同じ文字列」など簡単すぎるパスワード
  • すべて同じパスワードで登録している
  • メモ帳に書いてあるけどどこにあるか分からない

安全でわかりやすいパスワード管理3つのステップ

それでは、安全かつ親にもやさしい管理のステップをご紹介します。

  1. 「覚えやすくても他人にバレにくい」パスワードを作る
    例:「mydog+誕生日の月」(→ mydog03)など、
    親だけが覚えやすく、でも他人に推測されにくいルールをつくる。
  2. 1つのパスワードを使い回さない
    最低でも、ネットバンキング/買い物サイト/SNSなど、
    重要なサービスは別々に。
  3. 一覧で“記録しておく”
    スマホのメモ・紙のノート・Excelなどにまとめておき、
    信頼できる家族と一部を共有。

おすすめの記録方法(親と一緒にできる)

親と一緒に取り組みやすく、管理しやすい記録方法には下記があります。

  • パスワード管理アプリ:Bitwarden、1Password、iPhoneのパスワード機能など
  • 紙のノートに一覧で書く(自宅保管):最も手軽で親世代にも◎
  • Excel表を印刷して共有:フォーマット化しやすく便利

 

パスワード表のテンプレート例

サービス名ログインIDパスワード備考
Amazon○○○@gmail.commydog03買い物用
楽天□□□@yahoo.co.jpmycat05母名義

↑このように一覧表にして印刷 or スマホに保存しておくと、いざという時も安心です。

まとめ:今日から少しずつパスワードを見直してみよう

パスワード管理は難しそうに見えて、実は「ルール化+記録」だけでグッと安全になります。

親と一緒に確認しながら、安心できる「わたしたち専用のパスワードルール」を作ってみましょう。

次回は、「デジタル終活に便利なクラウドストレージ活用法」を紹介予定です。

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